ネーミングについて

PICTORUというネーミングは、「画像 = PICT」を「撮る」という言葉を組み合わせた造語となります。呼びやすく、親しみやすく、そしてポジティブに聞こえるネーミングといたしました。

ロゴデザインについて

画像診断の象徴であるデジタル画像の基本単位=ピクセルを基本単位としています。一見ピクセルが散らばっているようにみえるロゴデザインは、よくみると中心に医療の象徴である十字形の像が浮かび上がってきます。「画像診断で、見えなかったものが見えるようになる」ことを追体験するようなロゴデザインとしました。
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施設外部サインについて

施設外部のサインは、ロゴデザインを立体的に表現したものになります。グレーのアクリルで全体のベースフォルムを形成し、十字部のみ透明アクリルを取り付けた2層構造としています。正面からみると一見ピクセルが散らばっているようにみえますが、斜めからみると透明アクリルに光が反射し、十字形の像が浮かび上がってきます。
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施設内部サインについて

エントランスカウンターの腰下部はアクリルを3層構造にしています。1層目は穴を開けて中から照明を抜けさせ、2層目にはカラーのピクセル、3層目には白いピクセルを貼り詰めています。一見白く見えますが、光に照らされた2層目のカラーがにじみ出てきます。ロゴデザインで基本単位としたピクセルの浮かび上がるさまを、立体的なビジュアルアイデンティティとした時の可能性を探りました。結果、来館者を受け止めるカウンターとして印象に残るものとなったのではないかと思います。
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また、診察室やトイレのサインもピクセルが集まって像を形成するピクトグラムをデザインしています。ロゴデザインから空間までピクセルによる多彩な表現を連続させることで、本施設の印象を一貫したものとして発信することができるように計画いたしました。
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kenma Inc. 林雄三(デザイナー / 一級建築士)

本社:東京都
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